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「居は気を移し、養は体を移す」孟子の言葉

住む場所が気性を変え、
身体を養えば体質は変わる。

居を幾度も変えた経験があるからこそ
なるほどと頷ける。

孟子のこの言葉を知ったのは前職でのこと。
事務所内には
松下幸之助社主の「住まいは人間形成の道場」が額に掲げられ毎日目にしていた。
住まいは人間にとって一番大切なものである。
と導いて下さったことを今も意識している。


若いころは田舎暮らしが苦手。
利便性第一と駅近を好み
ネオンや雑多な気配が漂うところの
小さな部屋に住んでみたり
またある時は
窓辺に桜並木が広がる
芦屋川(兵庫県)近くに居を移してみたり。
数多くの住まいを体感。

そして今は、
清らかな空気につつまれた古都奈良
山が御神体といわれている「三輪山」の麓に縁あって住むことに。

第二の人生を
どんな風に暮らしたいのかを見つめ直すとともに
家の中での心地よい居場所をみつけ
庭を愛でるようにリノベーションを実施。

庭に訪れる鳥の囀りに耳を傾け
​朝露を纏う苔を目で
澄んだ空気を感じ空を見上げ
木漏れ日の中珈琲を味わう。
 
心のあり方が変わった。

空間の広さ、形、天井の高さ、
素材、色
自然・・・
とても不思議だが確かに
住空間や環境は
人の心に大きな感化を与えている。

​「居は気を移す」
大切なことと伝えていきたい。

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